【伝統×建設】仮囲いを「琉球びんがた」で彩りました
2023年03月22日 |
皆さん、工事現場を見て、その周りを囲んでいる仮囲いに、目を止めたことはありますか?
建設業界は、長年マイナスなイメージを払拭できていませんが、機械化やDX化が進み、毎年のように労働環境は改善され続けています。
更なるイメージアップに繋なげるため、その状況に立ち上がり、自社イメージアップや近隣住民への地域貢献の一環のために様々なことを行っています。
そして今回は、古波蔵組様から工事現場のイメージアップを求めて相談がありました。
弊社と現場担当とで相談した結果、「びんがた」で彩るのはどうか!という話になり、今回のコラボが実現しました。
琉球びんがたとは?
(提供:琉球びんがたとは | 琉球びんがた普及伝承コンソーシアム )
中国やインド、インドネシア、日本に、紅型と同じ染め方はどこにも見当たらず、さまざまな近隣国の染物をヒントに沖縄でつくりあげていった古今独歩の技法だと考えられます。
琉球が王国を形成した後、王族や氏族、村を統治する者たちが儀礼の場で身に着けるために、輸入された代用品として製作されるようになったと思われます。
沖縄に古くからあった染色技法に、近隣の国々のそれを取り入れ、沖縄の人々が誕生させていったものなのです。
出典:琉球びんがたとは | 琉球びんがた普及伝承コンソーシアム
イメージアップ事例
近隣住民に、建設現場のイメージアップを行っています。その中に仮囲いを、アートや、地元住民の子供たちが書いた絵、またタッチパネルを置くなどを行った事例などもあります。
今回の現場はいったいどのようになったのか。
実際の現場
今回の工事現場は、那覇市役所のすぐお隣の開南小学校が現場となり、子供から大人まで誰でも目にするような現場でした。
子供から大人まで全員が楽しめるようなものを選ぶことを意識しました。
結果
仮囲いに使用したのは、特殊な加工をして長期使用できるように保護をしたマグネットシート。
通常の仮囲い装飾用のシールタイプではなく、マグネットにすることで次の現場でも、貼る位置などを気にせず簡単に使えるようになっています。
こちらは去年開催された、琉球びんがたネクストデザインコンペティションの入賞作品
デザインだけでなく、紅型の作成の過程も設置いたしました!
こちらの人一倍大きな作品が、準グランプリ作品の「祝祭」(左)と、グランプリ作品の「蓮華丸繋文様」(右)。現場担当者との記念写真。大きなサイズで目を引きますね!
最後に
「びんがた」で仮囲いの装飾という事例が無い初の試みとなりました!
これ以上ない、イメージアップへの取り組みのアピールができたのではないでしょうか!
弊社okicomは、琉球びんがたを世界に広めようと設立された、(一般社団法人)琉球びんがた普及伝承コンソーシアムの管理運営を行っております。
もし、「びんがた」でこんなことができないか。伝統工芸を使用した企画を行いたい、といったことでも、ぜひ、ご相談ください!ご要望をお伺いしながら柔軟にご提案可能です!