DXって何?デラックス?わかりやすく解説!part1~2025年の崖~
2021年10月19日 |
「現場DX」「営業DX」「〇〇DX」、聞いたことありますよね?
でらっくす?いえ、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」です!
しかし、意味を調べてみるといろんなことが書いている。。。。
今回は、「DX(デジタルトランスフォーメーション)」についてわかりやすく
よく聞く「2025年の崖」についても解説いたします!
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは?
「DX」とは、今の業務から新しいビジネスにする(作り出す)という印象が強いです。
2018年に経済産業省が発表した『DXレポート』には、今の現状や、課題について書かれています。
新しいビジネスを作り出す前に、従来の問題のある旧システムでは、データ連携や、社内での連携も取れない企業が多いので、新しいシステムを導入することから始めましょう。
という意味から、「DX=旧システムの一新」という意味で使っている人も中には出てきています。
2018年のDXレポート
2025年までに企業の既存システムの問題点を解決して、「DX」を行わなければユーザー企業(システム使用側)もベンダー企業(システム開発・保守・運用側)どちらも2030年までに経済損失を受け、デジタル競争に負けてしまうこと。
これが「2025年の崖」です。
①システムが古いため障害発生が出ても原因がすぐにわからない(ブラックボックス化)
②サポート終了や、ブラウザが対応しなくなる(老朽化)
③外部に他の機能が追加されていたりシステムの追加変更が難しい(肥大化・複雑化)
現在の業務に支障があるシステムのことです。これを「レガシーシステム」と呼びます。
放置するとどうなるのか
2025年までにレガシーシステムを改善することができなければ、どうなるのでしょうか。
システムを使用する側がこれからも放置し続ければ、
①レガシーシステムの解消ができないため、データ活用が行えない。
⇒「DX」が実現できないので、デジタル競争の敗者になる。
②システムの維持管理費が高額化。
⇒IT予算の9割以上が管理維持費で、新しいシステムへの移行費が無くなっていく。
③サイバーセキュリティや、トラブルやデータ消滅・流出等のリスクが高まる
⇒売上高の減少や、信用失墜につながる。
開発・保守・運用する側のベンダーが、ユーザーの意識向上や、「DX」を強く勧めなかった場合。
①レガシーシステムのメイン担い手の退職・高齢化。古いプログラミング言語を知る人がいない。
⇒保守・運用に人材を割くことになり、最先端のデジタル技術を担う人材確保できない
②ベンダー側は、保守・運用の人材・資金を、開発シフトできない。
⇒保守・運用に興味ない若い人材を確保できず、競争力を失う
③ユーザー側のIT人材の育成が進まず、システム運用・保守がベンダー企業任せになる。
⇒保守・運用に人材を割き、受託型業務から脱却できない
まとめ
多くの経営層が、デジタル化の現代において、危機感を持っている状態です。
「DX」の必要性は理解していても、既存システムの問題の解決後には、業務作業の変化や、見直しなど次から次へと。。その負担は、従業員や、現場の方に!
それら課題を克服し、「DX」への実現を目指しましょう!
最後に
「DX(デジタルトランスフォーメーション)」。伝わりましたか?「DX」への危機感が出てきた今、情報収集が重要になっています!少しでも知るきっかけになれれば嬉しいです!
2018年の『DXレポート』は、2025年の崖以外にも、まだまだ更新されています。
次回以降、「DX」シリーズとして引き続き書いていきます。楽しみにしていてください!
※勉強しましたが、個人の解釈が含まれるので、実際の『DXレポート』も読んでみてください!