DX?GX(グリーントランスフォーメーション)!をわかりやすく解説!
2024年02月27日 |
最近では、CO2排出削減などの環境保全活動や、サスティナブルに取り組んでいる企業がよく見られるようになりました。一見すると、何も利益がない活動に思えますが、企業はなぜ行っているのか?そのメリットも含めて、わかりやすく解説したいと思います!
GXとは?
GXとはグリーントランスフォーメーションの略。簡単に言うと、化石燃料をできるだけ使わず、クリーンなエネルギーを活用していくための変革やその実現に向けた活動のことです。現在、人間が生きるため、豊かな生活を送るためのさまざまな活動のエネルギー源は、石油や石炭などの化石燃料が中心です。化石燃料は、消費するときに二酸化炭素をたくさん排出しますが、地球温暖化の最大の原因となっているのが、この二酸化炭素をはじめとする温室効果ガスです。化石燃料に頼らず、太陽光や水素など自然環境に負荷の少ないエネルギーの活用を進めることで二酸化炭素の排出量を減らそう、また、そうした活動を経済成長の機会にするために世の中全体を変革していこうという取り組みのことを「GX」と言っています。
簡単に言うと、「化石燃料ではなく、太陽光や水素など再生可能エネルギーの活用を進め脱炭素化を目指し、そうした活動で経済成長しましょう」ということです。
なぜ、企業は環境問題に取り組むのか
企業の社会的責任
それは、CSR=「企業の社会的責任」が関係してきます。CSRとは
企業活動において、社会的公正や環境などへの配慮を組み込み、従業員、投資家、地域社会などの利害関係者に対して責任ある行動をとるとともに、説明責任を果たしていくことを求める考え方です。
CSRの一環として、CO2排出削減などの環境保全活動や、サスティナブルなことに企業は取り組んでいます。
自社イメージの向上
GXに取り組むことで、自社のイメージの向上にもつながります。就活中の学生、既存ユーザーなどのステークホルダーへのアピールとなり、それによって、採用試験への応募が増えたり、企業価値が高くなれば、金融機関などから融資を受けやすくなります。
企業が環境に貢献することは、社会的責任(CSR)の中心となります。これにより、自社イメージを向上させ、そこから新しい事業や、会社関係につながる場合もあります。
GXへの自社への取り組み方
GXは、取り組むことで自社に様々な影響を及ぼします!その取り組みの一例をご紹介いたします。
再生可能エネルギー発電の導入
初めに皆様が取り組むことを考えるものではないでしょうか。会社全体で使用する電力を再生可能エネルギーにすることは脱炭素化を進める近道と言えます。風力、水力、太陽光パネルなどの再生可能エネルギーの導入には、国や自治体からの補助金などを活用しての、設備を導入が可能です。
また、自社で設備導入が難しいという形であれば、電力プランの切り替えを行うことで活動に繋げることもできます。近年の電力には様々な電力プランがあり、その中には再生可能エネルギー100%の電力プランもあります。切り替えることのみでも、自社の再生可能エネルギーの使用率を高めることができ、GXへ取り組めます。
全体での発電による温室効果ガス排出量には関係がありませんが、切り替えを行うような風潮が起きます。それによって需要が高まれば、再生可能エネルギーの発電量が増え、化石燃料を基本とする発電の量が減ることになるので、結果的に社会的なGXの実現に繋がります。
節電
重要となるものの1つです。設備の導入が金額面や、また時間の面でかかる場合に、自社内ですぐに取り組むことができるものになります。使用していない場合は、照明や、エアコンの電源はオフにする。エアコンの温度を下げすぎない。また省エネに力を入れた商品を導入することで、消費電力を抑えることも立派な活動の1つです。
GXの取り組みでによるリスク
環境への配慮をしていることを伝えることで自社イメージアップや、アピールすることに繋がることもあれば、やっているように見せかけ、それが消費者に伝わることで、批判を受けるようなリスクも存在します。
グリーンウォッシュとは
グリーンウォッシュとは(グリーンウォッシングとも呼称)、「環境」や、「エコ」を思わせる「グリーン(Green)」と、「ごまかし」や「上辺だけ」という意味の「ホワイトウォッシュ(White Washing)」を組み合わせた造語です。環境に配慮しているように「上辺だけ」見せかけて、実態はそうではないことを言います。
企業のイメージアップを優先させすぎて、まだ取り組みをしていないことや、アピールしたり、その製品が環境に良いとはまだ不確定なのに、「環境に良い」というイメージを伝え、それが後々表に出ることで「グリーンウォッシュ」だと批判されることがあります。
最後に
今回は、GXについてお話しました!また他にも、SXや、CXなどまだまだ新たな言葉が出てきております。また、GX=「イメージアップ」が先行してはいけません。企業の責任として、また社会の一員として果たすべき責任、本当に必要なことであるというビジョンがあった上で、本気で取り組む。そのことを忘れないでください。
上辺だけの環境対策=グリーンウォッシュになってしまっては意味がありません。このコラムを見てGXについてお分かりいただけたら幸いです!
また弊社では、GXに取り組んでおります。興味がございましたらお気軽にお問い合わせください。
弊社では、「再エネ100宣言 RE Action」に参画しており、使用電力の再エネ100%化を目指しております。okicomでは、「業務支援による経済的発展」と「okicomが当事者となり取り組む、地域課題への挑戦」の2つの軸を持って、持続可能な社会の実現を目指しています!!