IT重説でどう変わる?

2020年05月20日 |

これまで物件に関する「重要事項説明」は面倒くさいものでした。
例えば・・・
遠隔地に引っ越しを考えている場合でも、必ず交通費・移動時間を浪費して説明を聞きに行く必要があります。仕事をしていて時間の調整が難しい。あるいは、高齢者やケガなどで来店が難しい場合でも、必ず来店して対面で聞く必要があったのです。

そんな面倒を解決するために出てきたのが「IT重説」です!

IT重説とは?

そもそも「重要事項説明」とは・・・
その物件の品質や機能、または賃貸契約に対する重要なポイントを説明することです。IT重説とは、説明をテレビ会議システムなどの「ITツール」を活用して行う「重要事項説明」のことをさしています。

国交省の取組み

● 2015年から2017年の約2年間に国土交通省で社会実験が実施。
● 2017年10月から賃貸借契約に関する「IT重説」が本格的に開始。
● 2019年10月から、売買取引に関する契約についても社会実験を開始。

IT重説のメリット?

メリット1. 移動時間が不要
IT重説ではネット環境さえあれば、お互いどこにいても行うことができます。
契約者にとっても、最初であげた来店が難しいケースでも、自宅で説明を受けることができるのでわざわざ体に鞭打って店舗に足を運ぶ必要がなくなります。

メリット2. 契約者に伝えた情報を残せる
対面上で話するのは緊張する。威圧感を感じてしまうなど、少なからずストレスを感じる方は多いかと思います。そのような中で、十分に理解できていなくても聞き流してしまうことが経験にあるのではないでしょうか?
慣れた環境で、画面を通して話を聞くと、落ち着いて聞いたり話したりできるようになるかもしれません。

メリット3. 利便性の向上による集客効果
メリット1に繋がることですが、面談の日程調整は商談の大きな障壁となります。
なかなか予定が合わず、取引きに時間がかかってしまっては、機会を失うことにもつながります。インターネットが繋がる場所であれば時間・場所問わず行えるので、結果として集客に繋がります。

| 参照:国土交通省 IT重説実施直後のアンケート結果 |

今後の動向

新型コロナウイルスの影響で、対面での接触を拒む傾向が強くなっていきます。そのような中、ネットやオンラインで確認でき、購入することが加速していくことが予想されます。
逆に言うと、従来あたり前のように行っていた業務を見直すきっかけにもなります。この機会に、自社の業務を見直してみてはいかがでしょうか?

関連サービス

▼日本情報クリエイト「IT重説ツール」
https://www.n-create.co.jp/pr/product/it-jusetsu/

▼イー・ステート・オンライン「マルット」
https://www.e-state.ne.jp/lp/3d_panorama/


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