週休3日制?最下位レベル日本のデジタル変革の必要性!
2022年02月04日 |
こんにちは!最近では何らかの週休2日制であれば全体の8割は採用しているこの時代。「生産性向上」「DX化」「デジタル化」いろんな事象が進んでいます。
「週休3日制」
この制度に取り組むことで、どのようなメリットがあるのか、事例を交えて解説していきます!
週休2日制
皆さんの会社は、土日祝日お休みですか?それとも平日のおやすみですか?…会社ごとにいろんな休日制度体系だと思います。
そもそも、日本で週休2日制が始まったのは、あの有名な当時は松下電器産業で現在のパナソニックの創業者である松下幸之助さんです!アメリカが行っている週休二日制でも利益を上げていることに注目して、生産性のポイントから導入を決定したそうです。それがきっかけで1980年後半から週休2日が浸透していきました。
私は、週休2日が当然と思ってましたが、たった40年くらいの歴史で驚きました。
週休3日制
週休3日制が注目されていることを皆さん知っていますか?働き方改革の推進の中で2021年の政府から出た「骨太の方針」(経済財政の基本方針)に選択的週休3日制の文言があり、そこから週休3日制が注目されています。
海外では取り入れられおり、週休2日制よりも生産性の向上なども見受けられるそうです。
日本企業の取り組み状況と3つの取り組み方
週休3日制に取り組む日本企業の紹介と、3種類の取り組み方についてご紹介します!
この制度に取り組んでいるのが、株式会社みずほファイナンシャルグループさんです。
2020年12月から週休3日や、週休4日で働ける制度を実際に始めました。利用では、土日に加えて毎週決まった曜日を休みと設定。週休3日だと給与は従来の8割、週休4日だと6割の減少になります。
プライベートの充実と、資格取得などセカンドキャリアの充実を想定した勤務体系です。
副業を認めているので、休日にほかの会社で働くなども可能だそうです。
この制度に取り組んでいるのが、ユニクロなど、製造業です。
週休3日にして1日の勤務時間を10時間にすることで週の勤務量が変わらないようにして給料をそのままの据え置きにしているそうです。
土日で1日の休みを平日のどこかに設定や、ユニクロでは土日以外の平日3日を休日に充てるそうで、共働きでの子育てや、介護で平日に時短勤務など行っていた方が積極的に取得しているそう。
もしかしたら今後増えるとしたらこの勤務スタイルなのかなと個人的に感じています。
この制度に取り組んだのは日本マイクロソフトさんです。
こちらは政府方針が出る前の2019年に試験的に一定期間の導入を行い、労働時間だけでなく、会議時間、メール対応、なども減らすことで、生産性を上げていく方針で行いました。
紙の使用量が58.7%減、電力消費量も23.1%減で、コスト削減に繋がったそうです。
向上率では、社員あたりの労働生産性が、前年度に比べて39.9%の向上。会議時間を短くするため行った「30分会議」の、実施率は46%で、数値が向上する結果が出たそうです。
会議を減らすことで使用する紙、電力が減り、廃棄物の減少につながった結果ですね!
有給に期限を設けない企業の出現など、企業には労働環境の変革が求められているのではないでしょうか。会社にとって何が問題なのか洗い出す必要があるかもしれません。
デジタル化の必要性
では、「週休3日制」にいつか取り組むにはどうすればいいのでしょうか。
労働時間が1日減るのですから、今まで5日で行っていたことを4日でやらなければならないという方も、いらっしゃるのではないでしょうか?
休みが増えたから休日出勤となってしまうことは避けたいところです。幾度となく叫ばれた「デジタル化・業務効率化」が必要になっていきます。
例えば、印鑑の廃止、RPAなど事務作業の自動化、グループウェアなどの導入での会議時間の短縮、社内連絡ツールなどです。
導入することで、現在の人手不足の解消にもつながります。
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まとめ
コロナ禍前の事例が多く、現在の状況とは違うと思います。働き方改革の中で、週休3日制が注目されたのは、日本の労働生産性の解決と、デジタル化の推進に関係があるからではないでしょうか。
「週休3日制」などに取り組んでいる海外のほとんどは、デジタル化が進んでいる国々です。「世界デジタル競争力ランキング」では、日本は毎年毎年順位を下げています。
労働環境の変革と同時に向き合わなければいけない課題がまだまだあるのかもしれません。
※勉強しましたが、個人の感覚でのまとめが含まれてるので、他HPも読んでみてください!