UTMって何?総合的セキュリティ対策UTM
2021年06月04日 |
「UTM」とは?どこかで聞いたことある人も、聞いたことない人もいると思います。
ここでわかりやすく解説していきます!
UTMとは日本語で「統合脅威管理」という意味で、複数のセキュリティ対策機能を、ひとつに統合・集中して管理する製品です。個別に機器を導入し管理をするのではなく、集約することにより効率的な運用を目指しています。従来からある組織外部からのウィルスや、常に進化している各種の攻撃から防御するだけでなく、組織内部向けに、情報漏えいや有害サイトへのアクセス対策などを含む場合もあります。
機器により異なりますが、だいたい以下の機能がUTMには含まれています。
・ファイアウォール
・アンチウィルス
・アンチスパム(迷惑メールを排除)
・IPS(不正侵入防御システム)、IDS(不正侵入検知システム)
・Webフィルタリング(URLフィルタリング)
・アプリケーション制御(業務などに関係ないものの使用を制限)
・URLフィルタリング(業務などに関係しないサイトへのアクセス制限)
・クラウド型サンドボックス(安全を確認するための仮想領域)
・VPN (プライベートネットワークの拡張技術) …etc
上記のように、UTMはウィルスや不正メールなどの様々な脅威に対応しています。その結果、閲覧できるWebサイトや利用できるアプリケーションの種類に、制限がかかる場合もあります。
先ほども言ったようにUTMにはセキュリティ機能が多く含まれており、従来のファイアウォールの機能も包括したものになっています。
ですから、UTMはファイアウォールでは防ぎきれなかった脅威に対して、対応ができるんです!!
このサービスには、メリットもありますがデメリットも存在しています。その両面を理解した上で利用する必要があります。「UTM」のメリット、デメリットお話ししたいと思います。
→何重もの対策により、幅広く防御する力を強化できる
・1つのセキュリティ管理で済む
→機器毎に何度も設定する必要がなく、作業時間を軽減できる
・導入が容易
→優先的に必要な対策が揃っているため、リスク分析をしなくても導入ができる
・組織内部からの不正アクセスなど防げる
→外部からの攻撃だけでなく、内部からのリスクにも対応しているため、情報漏洩なども防ぐ
などなどがUTMを導入する上でのメリットになります。
そしてデメリットですが、他にもありますが、1番は導入費用が掛かることがあげられます。
多くの機能が詰まっているためコストが高い。その点がデメリットとしてあげられると思います。
「もしUTMについて関心興味があれば、当社にお問い合わせください!」