職場でVPN環境構築進んでますか?

2020年04月22日 |

これまで、拠点間や現場事務所と本社でのデータ送受信に、VPN接続が活用されてきました。
昨今の新型コロナウイルス感染拡大に伴い、テレワークが注目されている中で、「VPN接続」についてご紹介いたします。

VPN接続とは?

VPNとは、バーチャル・プライベート・ネットワーク(Virtual Private Network)のことで、インターネット上で特定の人のみが利用できるように暗号化された専用ネットワークのことです。
暗号化することで外出先や会社と離れた拠点から、安全にアクセスすることが可能となります。

VPNのメリット

VPNによって得られるメリットはいくつもありますが、その中から代表的なメリットをご紹介します。

安全に社内との通信ができる
セキュアなアクセスをするために必要なトンネリング技術や通信情報の暗号化など、セキュリティを意識したネットワークになっています。
そのため、外出先や自宅から、社内サーバやシステムへ安全にアクセスすることができます。

モバイル端末でもアクセスできる
近年、タブレットやスマートフォンといったモバイル端末が普及拡大し、会社から支給されているケースが多くなってきました。
VPNを利用することにより、モバイル端末でもセキュアでスピーディーな通信ができるため、柔軟な働き方に対応します。

低コストで拠点間の通信が可能
環境の構築や維持費がかかる専用線と違い、VPNは仮想ネットワークを利用するので、運用コストが安くなります。
また、ルーターも安価な製品が多いので初期費用を抑えられます。

VPN接続の注意点

一方で、デメリットはどのようなものがあるでしょうか。メリット、デメリットの両方を把握して、自社にあったネットワーク環境を整備しましょう。

情報漏洩を完璧に防げるわけではない
様々なセキュリティを搭載しているVPNでも、万能というわけではありません。どのような環境においても同じことですが、ネットワーク環境を利用すれば情報漏洩のリスクが発生することを理解しておきましょう。

通信速度が遅くなる可能性も
インターネットVPNは公衆回線を利用しているため、時間帯によっては通信速度が変動します。また、セキュリティー機能を利用するには、ルーター側のCPUに負荷がかかるため、速度に影響する場合もあります。

コストがかさむ場合も
VPNの製品によっては、様々な機能を搭載しているものもあります。安全面や機能面を意識しすぎて、機能の多い製品を導入しても、使わないと無駄になってしまいます。導入するにあたって、何が必要なのかをあらかじめ把握しておきましょう。

ここで取り上げた以上に、VPNの種類や製品は多岐にわたります。そもそもVPNを使う必要があるのか、VPN環境を構築するにはどうすればよいのか、様々なお問合せをいただきます。まずはどのようなことでも良いので、弊社にご相談ください。お話を伺って必要な情報を提供させていただきます。


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