IT技術のさらなる活用方法「クロステック」とは?
2021年06月11日 |
皆さんはクロステック(X-tech)という言葉をご存知でしょうか?
クロステックとは既存のビジネスに新しい価値や仕組みを提供したりすること、ITと既存産業を融合させて新しいビジネスやサービスのことを言います。
1社だけで取り組むのではなく、ほかのIT企業と提携してクロステックを進める例もあり、クロステックはさらなる広がりをみせています。
業界でのクロステックの一例
クロステックの代表例をそれぞれの分野で紹介します。既存の作業にIT技術を掛け合わせたものから斬新な仕組みまで、様々な例があります。
■ 金融×IT技術の「フィンテック(FinTech)」
「フィンテック」は、「Finance(金融)」と「Technology」を掛け合わせた造語です。モバイル決済が代表例ですが、オンラインバンキングと連携し、口座の参照や振り込みが行われる会計サービス、ビッグデータ分析やAIを使って信用を評価するサービスなども誕生しています。
【主な事例】
・BitCoin(仮想通貨)
・LINE PayやPayPay(電子決済サービス)
・投資や資産運用のロボアドバイザー
【主な事例】
・BitCoin(仮想通貨)
・LINE PayやPayPay(電子決済サービス)
・投資や資産運用のロボアドバイザー
■ 広告×IT技術の「アドテック(AdTech)」
「アドテック」は「Advertisement(広告)」と「Technology」を掛け合わせた造語で、インターネット広告に関する技術を指します。ポータルサイトのトップページなどに表示されるディスプレイ広告の配信やターゲティング(ユーザーの属性や地域情報を活用する)、広告管理や分析によって広告配信を最適化するサービスなど、その技術は日々進歩しています。
【主な事例】
・リスティング広告
・ディスプレイ広告
【主な事例】
・リスティング広告
・ディスプレイ広告
■ 医療×IT技術の「メドテック(MedTech)」
「メドテック」は、「Medical(医療)」と「Technology」の造語です。インターネットによる受診予約、電子カルテが代表例で、ペーパーレス化や人件費削減につながるだけでなく、センサーを使って取得した人体データをビッグデータで分析して、新薬の開発を推進することなども期待されています。
【主な事例】
・電子カルテ
・薬歴保存システム
・診察のオンライン予約
【主な事例】
・電子カルテ
・薬歴保存システム
・診察のオンライン予約
■ 教育×IT技術の「エドテック(EdTech)」
「エドテック」は、「Education(教育)」と「Technology」を掛け合わせた造語で、教育を支援する仕組やサービスを指します。オンライン授業やタブレット端末を使ったペーパーレス授業だけではなく、授業支援システムや学習支援システムも当てはまります。教育分野における教育・学習スタイルが進化し、新しい教育・学習スタイルを確立させうるポイントになるでしょう。
【主な事例】
・eラーニング
・オンライン授業
・VRを活用した教材/カリキュラム
【主な事例】
・eラーニング
・オンライン授業
・VRを活用した教材/カリキュラム
■ 人材×IT技術の「HRテック」
「HRテック」は、「Human Resource(人材)」と「Technology」を掛け合わせた造語です。人事の業務は事務作業も多く煩雑なことから、クラウドやビッグデータ解析などを導入することで、デジタル化や自動化がダイレクトに業務環境改善やコストの削減につながっています。
【主な事例】
・勤怠管理システム
・採用管理システム
・タレントマネジメントシステム
【主な事例】
・勤怠管理システム
・採用管理システム
・タレントマネジメントシステム
■ 農業×IT技術の「アグリテック(AgriTech)」
「アグリテック」は、「Agriculture(農業)」と「Technology」を掛け合わせた造語です。高齢化が進み人手不足が叫ばれている農業分野では、AIやIoTなどのIT技術を導入することで作業の効率化を図っています。
【主な事例】
・ドローンによる農薬の散布
・気温や温度などのデータの見える化
・無人の農業機械
【主な事例】
・ドローンによる農薬の散布
・気温や温度などのデータの見える化
・無人の農業機械
最後に
近年は新型コロナウイルスの流行もあり、WEBセミナーや非対面型等の取り組みも活発になり業界に関わらずIT技術を導入する動きが強くなってきています。
まずは現状をしっかり見つめて新しい技術を取り入れてみても良いかもしれません。何かIT関連でお困りごと相談ごとありましたら是非ご連絡ください!!